離婚を考えた時に必要な事

弁護士選びのポイント

弁護士は、法律のプロですが、皆が同じ考えとは言い難く、浮気・不倫問題でも人によって様々な考え方や方針があります。
そして、弁護士と依頼者とのコミュニケーションの取り方もさまざまです。
また、弁護士との相性の善し悪しもあります。たとえ人から「あの弁護士はいいよ」とおすすめられても、自分にとって“いい弁護士”とは限らないケースがある事を忘れてはいけません。

そういったことを踏まえたうえで、納得できる弁護士選びをするには、まずは一度、相談に行ってみることです。そして、自分に起きている問題についてのアドバイスや取り組み方に納得できるかどうかで判断しましょう。「この人になら信頼してまかせられる」と思ったらお願いし、不信感を抱く点があるようならば別の弁護士をあたってみることです。
2~3人に会ってみると、浮気・不倫問題が原因となる裁判や慰謝料について、その弁護士の方針や方向性などがいろいろ見えてきます。

弁護士を選ぶときのポイント

  • こちらの話をよく聞き、深く理解してくれるか
  • 法律の意味や内容などを丁寧に説明してくれるか
  • こちらの不利な点もしっかり指摘してくれるか

このほかにも、離婚裁判の実績があるか、弁護士自身の人生観に共感できるか、などいろいろあります。

もっとも肝心なのは、アナタの気持ちを理解しながらもプロの法律家として冷静に判断・分析しながら一緒に闘っていく姿勢があるかどうか、ということに尽きるでしょう。

依頼するときに準備しておきたいこと

弁護士には、どの段階からでも依頼ができます。相手との協議が成立しそうにないときなど、直接交渉するとこじれてしまいそうな場合でも弁護士を間に立てることでスムーズに進みます。また、早い段階で相談しておくことで、後で起こってくるやっかいなトラブルを回避できるというケースもあります。

親権、慰謝料、財産分与、養育費などの相談に行く場合は、事前に準備をしておくと効率よくアドバイスを得ることができます。具体的には、現在の夫婦の財産リスト、慰謝料請求の根拠(※DVによる外傷の場合は診断書、不倫の場合はメールや写真などの証拠など)、養育費を算出するための源泉徴収票のコピーや収入証明書などを用意して、持参します。

感情面だけではなく、物理面でもいかに努力しているかをしっかり伝えることで、弁護士もアナタの気持ちに応えようとしてくれるでしょう。

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